小型無冷媒型PPMS® VersaLab™

製品情報

小型無冷媒型PPMS® VersaLab™

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VersaLabは、液体ヘリウムや液体窒素といった寒剤を一切使用せず、冷凍機と一体になった完全無冷媒型の小型PPMS(物理特性測定装置)です。コンプレッサーは独自開発したインバータ仕様の小型空冷タイプとなっています。コンパクトな設計となったことにより、わずかなスペースでも設置ができ、簡単に移動できます。

小型無冷媒型PPMS VersaLab 特長

液体ヘリウム・液体窒素が完全に不要

  • 無冷媒型超伝導マグネット採用
  • 業界初、インバータ仕様のコンプレッサー搭載

コンパクト設計で省スペース・簡単に移動可能

  • 独自開発した小型空冷コンプレッサー
  • 電源:単相200V、20Aのみで稼働

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小型無冷媒型PPMS VersaLab オプション

比熱測定(熱容量)
比熱測定(熱容量)

従来の比熱測定装置は、専門家による手作りの装置が中心でしたが、全自動制御による高精度な比熱測定装置を開発しました。既に多くの専門家の方からも絶大な支持を頂いております。
緩和法、試料サイズ:1~500 mg

熱輸送測定(TTO)
熱輸送測定(TTO)

同時に試料の熱伝導率、ゼーベック係数、電気抵抗の測定および熱電性能指数(メリット係数)を算出することができます。連続測定モードでは、1点1点パラメータを最適化しながら測定を行う場合に比べて迅速にデータの収集を行うことが出来ます。

電気輸送特性(ETO)
電気輸送特性(ETO)

高抵抗および微分抵抗に対応した新しい電気輸送特性評価オプションです。4端子法の電気抵抗や数MΩの試料でホール効果測定を行うことが可能です。また、IV測定やdV/dI測定も可能です。

直流抵抗(DC)
直流抵抗(DC)

抵抗測定のための4つの電極(I+、I-、V+、V-)が3チャンネル用意されており、3チャンネルそれぞれで4端子法での抵抗測定が可能です。PPMSシステムでは標準で装備されているため、購入直後からご使用いただけます。

・抵抗測定範囲:10μΩ~5MΩ(4端子法)

・電流範囲:2nA~8mA

Van der Pauw-ホール輸送特性
Van der Pauw-ホール輸送特性

van der Pauwオプションを使用すると、抵抗率とホール係数の両方の測定精度を向上させることができます。 このオプションは、任意の形状の均一に厚いサンプルのキャリア濃度やシート抵抗などのパラメーターを正確に計算するために必要なデータを自動的に収集するスイッチングコントローラーを利用しています。

・設定可能なMultiVuシーケンスコマンドは、標準的なvan der Pauwまたはホール形状のいずれかで、自動的に電流を供給し、電圧を測定します

・統合されたIV-Curveユーティリティにより、ユーザーは測定中に必要に応じて接点のオーム性を確認できます。

試料回転機構
試料回転機構

縦型超伝導マグネットの磁場に対して垂直方向の軸周りに試料を回転させることが可能です。本オプションには用途にあわせて特長的な専用の試料台が用意されており、試料の取り付け・取り外しが容易です。

試料振動型磁力計(VSM)
試料振動型磁力計(VSM)

感度が高く、測定速度が速いDC磁力計です。磁場の安定を待たずに磁場を掃引しながら測定可能なため、M-H測定が短時間で行えます。試料を振動させるためのVSMリニアモータートランスポート、検出用コイルセット、ガイドチューブ、リニアモーターの制御や検出コイルからの信号を検出するためのエレクトロニクス、そして測定を自動的に制御するためのソフトウェアで構成されています。

VSM用オプション

VSMオーブン

300~1000Kの温度領域でVSM測定が可能です。抵抗ヒーターと温度センサーが統合された特殊なアルミナサンプルホルダーにより、試料の温度を局所的に加熱および検知します。(高真空プションが必要です)ノイズレベルは300Kでの測定において6×10-6emu未満です。

FORC測定

FORC測定の使用により、従来の主要なヒステリシスループでは不可能だったサンプルの磁気反転メカニズムを研究可能です。 生成された曲線より特定の磁気反転メカニズムの特長を明らかにすることができます。また、FORC分布は測定中にリアルタイムで表示可能です。

交流磁化率測定システム(ACMS Ⅱ)
交流磁化率測定システム(ACMS Ⅱ)

試料振動型磁力計(VSM)に交流磁化率オプションを追加することにより、手軽に交流磁化率を測定できます。AC周波数10 Hz~10 kHz、AC磁場0.005 Oe~15 Oeに対応するとともにDC磁化測定も可能です。本オプションはAC磁化率/DC帯磁率測定システム(ACMS)の後継機種となります。

高圧セル(HMD社製)
高圧セル(HMD社製)

HMD社製の高圧セルは、単純化された設計で最大1.3 GPaの圧力を試料に加えることが可能です。両端のネジの締め付けのみで加圧することが可能なため、特殊な器具等は不要です。また、最小限の均一な磁気バックグラウンドが得られまるようにBeCuで作られております。

磁気トルク計
磁気トルク計

磁気トルク(Tq-Mag)は単結晶や薄片フィルム等の小さな異方性試料の測定に最適です。

 

強磁性共鳴スペクトロメータ(FMR)
強磁性共鳴スペクトロメータ(FMR)

広帯域周波数測定は、静的測定技術ではアクセスできない様々な材料パラメータを正確に取り出すことを可能とします。広帯域に対応したFMRは、基礎的なスピントロニクス及びマグノニクス研究のバックボーンを形成するだけだけでなく磁気メモリ、センサー、ロジック、マイクロ波信号処理に焦点を当てた現在および将来の技術の構成要素である磁性薄膜の研究に適しています。

光学用多機能プローブ(OMFP)
光学用多機能プローブ(OMFP)

OMFPを使用するとPPMSの温度制御および磁場制御の環境下において光学実験を可能とします。 また、統合されたカメライメージングシステムとピポゾポジショナーにより、サンプル上の観察領域を簡単に識別可能です。

・カメラ分解能:5μ以下

・ピエゾポジショナー:3mm(X,Y,Z全ての方向)

・光学データを電気輸送測定値と相関させるために利用可能な2つの4プローブチャネルを備えています。

Xe光源
Xe光源

2種類の広帯域キセノン光源を用意しております。

・TLX120Xeは100 Wの光源を使用し、MultiVuのシーケンスコマンドを使用して光の波長を選択できるように電動モノクロメーターを統合します
・MLS 300 W光源には、所定の波長の光を通すための手動選択フィルターホイールが含まれています。

多機能プローブ(MFP)
多機能プローブ(MFP)

光学・マイクロ波等を用いた測定や、試料に追加の電極を必要とする測定など、ユーザーが考える様々な測定手法へプローブをカスタマイズして測定を行なうことができます。用途に応じて4種類(A,B,C,M)のプローブを用意しております。

光学用多機能プローブ(OMFP)
光学用多機能プローブ(OMFP)

OMFPを使用するとPPMSの温度制御および磁場制御の環境下において光学実験を可能とします。 また、統合されたカメライメージングシステムとピポゾポジショナーにより、サンプル上の観察領域を簡単に識別可能です。

・カメラ分解能:5μ以下

・ピエゾポジショナー:3mm(X,Y,Z全ての方向)

・光学データを電気輸送測定値と相関させるために利用可能な2つの4プローブチャネルを備えています。

超音波弾性定数測定装置

極低温並びに高磁場の環境下にて、物質の弾性定数を高精度に測定することが可能です。
従来に比べて試料のセットが容易なため、一部の専門家のみならず、幅広い分野の研究者にご利用いただいております。

小型無冷媒型PPMS VersaLabの仕様

温度範囲 50 K~400 K
磁場範囲 ±3 T
仕様電源 単相200 V,20 A

詳細はお問い合わせください。

動画

  • VersaLab紹介

  • オプションの切り替え

  • HCオプション 紹介動画

  • VSMオプション 紹介動画

  • ACMS2オプション 紹介動画

  • TTOオプション 紹介動画

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