磁気特性測定システム MPMS®3
SQUID(超伝導量子干渉素子)を使用することにより超高感度の測定を可能とした磁気特性測定システムです。
物性測定
表面解析
バイオ&ライフサイエンス
光学クライオスタット/低温物性
リソグラフィー/単結晶製造
産業分野
OptiCoolは、光学窓を持つ超低振動の無冷媒型クライオスタットです。
全自動で1.7 K~350 Kまでの温度制御と±7 Tまでの磁場制御が可能です。
合計8個(側面7個および上部1個)の光学窓により、様々な方向からサンプルに光学的なアクセスが可能です。
・1.7K~350Kまでの広い温度領域での測定が可能
・最大±7Tまでの磁場を印加可能
・リアルタイムでのグラフ作成およびデータ解析が可能
・円錐状のスピリット型超伝導マグネットにより、上部窓の広い入射角を確保
・合計8か所の方向から試料に光源を照射することが可能
・通常の無冷媒型クライオスタットと比較して100倍もの超低振動を実現。
測定可能なアプリケーション一覧
・磁気カー効果 /低温磁気カー効果
・ラマン/FTIR分光法
・光ルミネッセンス
・紫外可視分光法の反射率及び吸収率
・原子間力顕微鏡(AFM)/顕微鏡
・ダイヤモンドNVセンター
・ナノ磁性
・時間分解分光法
・量子光学
・スピントロニクス
OptiCoolのサンプルポッドは配線済みの温度制御カラムに容易に差し込むことが可能であり、サンプルポッドの交換により測定項目を切り替えることができます。実験のニーズに応じて、標準タイプと大容量タイプの2種類を用意しております。それぞれのサンプルポッドは取り付けプレートの高さをライザーピース(3つの長さで利用可能、システムに付属)により調整することが可能です。
標準タイプ:プレート取り付け可能位置(マグネットの中心から56.4 mm、32.8 mm、12.4 mm)
大容量タイプ:プレート取り付け可能位置(マグネットの中心から131.3 mm、111.0 mm、87.4 mm)
(詳細はサンプルポッド資料参照)
3種類の異なるワイヤリングアセンブリにより、カスタム可能です。各クライオスタットには事前に最大5本まで配線されています。
サンプルワイヤリング:各サンプルのワイヤリングアセンブリには、合計16本のワイヤのための8つのツイストペアが含まれています。また、サンプル接続するために、サンプルポッドには4つの4ピンコネクタを備えています。。
ポジショナーワイヤリング:ポジショナーワイヤリングアセンブリは、attcubeのピエゾポジショナーと互換性があるように設計されています。各アセンブリには、RES位置フィードバックを使用して最大3つの異なる運動軸を実行するのに十分なワイヤがあります。 位置フィードバックが不要な場合、フィードバックワイヤを再利用して、さらに3軸のモーションを実行できます。
RF同軸ワイヤリング:RF同軸ワイヤリングアセンブリには、最大20 GHzの高周波信号を伝送できる4本の同軸ケーブルが含まれています。
OptiCoolではピエゾベースのナノポジショナーオプションによりサンプルをその場で移動させることができます。ナノポジショナーオプションには、ナノポジショナーをポッドに取り付けるために必要なすべてのアダプター、専用のクライオスタット配線およびピエゾコントローラーに接続できるケーブルが付属しています。ナノポジショナーは、標準タイプおよび大容量タイプの両方に取り付けることができます。
装置には磁場互換性のあるZeiss 100x LD EC Epiplan-Neofluar、無限遠補正対物レンズが使用されています。NAが0.75かつサンプルとコールドシールド開口部間の2 mmのフリーワーキングディスタンスにより、光学系は室温で真空に維持することが可能なため、対物レンズの高性能設計を最大限に活用する最適な環境を提供します。
標準ポッド上のナノポジショナー 大容量タイプのナノポジショナ―
温度制御 | 温度範囲 | 1.7 K〜350 K |
温度安定度 |
±0.2 %(20 K未満) ±0.02 %(20 K超) |
|
冷却時間 | 約17時間 | |
磁場制御 | 最大磁場 | ±7 T |
磁場均一性 | ±0.3 %(3 cm以上の球体) | |
振動安定性 | 水平方向 | 10 nm未満(peak to peak) |
垂直方向 | 4 nm未満(peak to peak) | |
試料空間 | 最大試料空間 | φ89 mm × 84 mm(真空中) |
光路 | アクセスポート詳細 |
上部窓(1箇所):φ50 mm、41.5 mmのクリアボア 横 窓(7箇所):φ40 mm、24.5 mmのクリアボア |
開口数(NA) |
上部窓:0.7未満(試料位置は磁場中心から13mm) 横 窓:0.11未満(試料位置は磁軸) |
詳細はお問い合わせください。
Changing Windows in the OptiCool
OptiCool - Introduction
SQUID(超伝導量子干渉素子)を使用することにより超高感度の測定を可能とした磁気特性測定システムです。
多種多様な物理特性(熱特性、機械特性、磁気特性、電気特性、表面特性)を自動で測定するシステムで、全世界で1000台以上の豊富な納入実績があります。
液体ヘリウムや液体窒素といった寒剤を一切使用せず、冷凍機と一体になった完全無冷媒型の小型PPMS(物理特性測定装置)です。
クライオステーションは今までにない超低振動無冷媒オプティカルクライオスタット(Closed Cycle Cryostat)です。
クライオステーションは今までにない超低振動無冷媒オプティカルクライオスタット(Closed Cycle Cryostat)です。
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