TrueDyne社製インライン式ガス用密度計

製品情報

TrueDyne社製インライン式ガス用密度計

スイス　TrueDyne Sensors社はMEMSセンサを使用した非常に小型の各種センサ開発に取り組んでいます。
センサは直径33mm、長さ63mmと非常にコンパクトで、ガス管やガスタンクに直接ねじ止めで接続し、フィルターで汚染から保護します。
測定値はRS485インターフェースを介してシステムに送信されます。応答時間5秒ごとに、直接プロセスのガス密度測定が可能で、測定は連続して行われます。

資料請求・お問い合わせ

インライン式ガス用密度計 DGF-l1

製品特長

ガス用密度センサDGF-l1の心臓部となる検出器には、音叉型の発振器を備えたMEMSが搭載されており、MEMSが組み込まれた金属製の筐体内が対象のガスに満たされることにより測定が行われます。
発振器の固有振動数は、周囲の気体の密度によって変化します。追加のセンサ素子により、測定箇所でのガスの圧力と温度も直接記録されます。

寸法

DGF-l1は非常に小型・軽量(約150g)なセンサです。
場所を選ばず容易に設置することが可能です。
測定部はG1/2”ねじでプロセスに設置します。
電源、通信はM8オスコネクタ、4ピンにて接続します。

測定可能ガス

DGF-l1は測定点におけるガスの密度とともに、温度と圧力の測定に対応します。純ガスの濃度測定や2相混合ガスの濃度測定に有効です。

【測定対応純ガス】

– 水素　H2
– ヘリウム　He
– 窒素　N2
– 酸素　O2
– 二酸化炭素　CO2
– アルゴン　Ar
– 大気

ここに含まれていないガスの測定にも対応します。
詳細はご連絡ください。

混合ガス濃度測定データ表
プリセットされた混合ガス濃度測定データ

※防爆エリアでの利用や、可燃性ガス、炭化水素ガス、水蒸気(0.1%以上)を含むガスにはご利用いただけません。

TrueDyne社製インライン式センサラインナップ

●密度計
	の情報はこちらから

	の情報はこちらから

	の情報はこちらから

●粘度計
	の情報はこちらから

	の情報はこちらから

●流量計
	の情報はこちらから

インライン式ガス用密度計 DGF-l1 諸元

密度測定	レンジ	0.2~19kg/㎥
	精度	<0.1kg/㎥　現地校正実施時<0.05kg/㎥
	再現性	<0.015kg/㎥
圧力	レンジ	0.1～1MPa(絶対圧)
	レンジ	アルゴンガスが含まれる場合は0.1～0.9MPa
	精度	<0.004MPa
	再現性	<0.0005MPa
温度	レンジ	測定ガス　-20~60℃
		周囲温度　-20~60℃
		保管温度　-20~60℃
	精度	<0.8℃
	再現性	<0.06℃
材質	ハウジング	SUS 316L (1.4404)
材質	接液部	SUS 316L (1.4404)、電子基板
寸法		63 mm x 27.8 mm x 34.5 mm (M8オスコネクタ付)
重量		<150kg
プロセス接続		G1/2　おねじ
保護等級		IP67
フィルタ		有孔径50µm、焼結青銅製、交換可能
通信		RS485(EIA/TIA-485-A)　M8オスコネクタ、4ピン(IEC 61076-2-104) 独自Modbus RTU
電源	電圧	DC 4.5 – 12V ・安全特別低電圧(SELV)または保護特別低電圧(PELV)回路をご使用ください
	最大消費電力	200mW
	ケーブル	ケーブルおよびコネクタは含まれておりません・推奨ケーブル：Lumberg Automation M8 Standard Sensor、Actuator Connectors RKMWV 4-07
	最大ケーブル長	30m

TrueDyne社製インライン式センサラインナップ

●密度計
	の情報はこちらから

	の情報はこちらから

	の情報はこちらから

●粘度計
	の情報はこちらから

	の情報はこちらから

●流量計
	の情報はこちらから

溶接ガスのモニタリング

アーク溶接において、強固かつ適切な溶接を行うためには使用するシールドガスが正しく混合されている必要があります。しかし、機械的にバルブが動いたり、漏れや混入によって混合比が合わなくなることがあります。これまでは、ランダムサンプリングでしか使用するガスの混合比を確認することかできませんでした。

TrueDyne社製のガス用密度計を使用することで、シールドガスの品質をプロセス内で直接監視することができます。密度データと計算アルゴリズムにより、使用するガスの濃度を正確に決定し、お客様に報告することができます。

1. 溶接装置
2. 溶接に使用するガスを混合するガスミキサー。
3. TrueDyneの密度センサDGF-l1は、プロセスで混合ガスの密度を直接測定します。測定値が公称値から逸脱した場合、使用を直ちに停止することができます。
4. 使用するガスの品質管理を継続的に行うことで、常に適切な溶接が可能になります。

食品包装用混合ガスのモニタリング

肉や新鮮なサラダは、保存期間が長く、褐変しないように保護された環境にて包装されます。標準では、個々の食品袋はガス充填後に穴を開け、包装内のガスが検査されます。その結果が不十分な場合は、製造バッチ全体を廃棄しなければなりません。

TrueDyne社製のガス用密度計を使用することで、混合ガスの品質を包装工程でリアルタイムに直接確認することができ、抜き取り検査が不要になるため、廃棄物量も少なくなります。

1. 食品パッケージの充填用ガスボンベ(主にCO2、N2)。
2. ガスミキサー。
3. AとBの2つのガスが混合される。
4. DGF-l1は、製造工程に直接組み込まれます。センサはリアルタイムに包装工程で直接、混合ガスの密度を測定します。
5. 食品は保護された環境の中で包装されます。センサが測定した密度が公称値から外れた場合、生産を即座に停止させることができます。

クリーンガスのモニタリング

ガスは無色・無臭であることが多く、高価であり、汚染されることもあります。これまでは、ランダムサンプリングによって、適切なガスボンベが保管場所から取り出され、プロセスに導入されているかどうかを確認することしかできませんでした。

TrueDyne社製のガス用密度計を使用することで、ガスの密度、つまり品質を運転中に直接判断することができます。これにより、混合物混入や不合格品を防ぐことができます。

1. ガスの保管がきれいガスCの入ったボンベが、ガスAの入ったボンベの中に誤って保管されている。
2. レギュレータ。
3. DGF-l1は充填システムに組み込まれ、ガス密度をリアルタイムに測定します。ガスCが混入した場合、密度の変化を検知し、充填を停止します。
4. DGF-l1が適切なガス密度と測定している場合、プロセスは続行されます。
5. 適切なガスが使用され、常に品質が保証されます。

TrueDyne社製インライン式センサラインナップ

●密度計
	の情報はこちらから

	の情報はこちらから

	の情報はこちらから

●粘度計
	の情報はこちらから

	の情報はこちらから

●流量計
	の情報はこちらから